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会計と税務の関係(3)

2011年6月3日

会社法では、法人は一定の基準に則った帳簿をつけ、各種の財務諸表を作成しなければならないと定めています。
帳簿作成と財務諸表作成のためのルールが、「企業会計原則」などです。これは、1949年に企業会計制度対策調査会が作成したものです。
企業会計原則は、守らなければならない考え方を示したもので、企業会計では憲法のような存在です。しかし、教科書やマニュアルのように、一から十までガチガチに手順や手法を決めたものではありません。
企業会計原則に示された考え方を逸脱しない範囲で、個別の会計基準が作られ、それらの会計基準を全て満たすように、各企業が自らの会計処理の方針を決めることとされています。
各企業で定める会計処理方針は、経理処理規程などの形で、各企業が内部的に決めており、会計基準で認められた複数の方式のうち、どの方式によって財務諸表の数値を作成しているかを表示する形になっています。
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