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会計と税務の関係(5)

2011年6月5日

法人で、会計と税務の違いが現れるのは、別表調整においてです。大企業の場合は多岐に渡りますが、中小企業ではあまり細かな会計基準を決めずに、逆に会計基準を法人税法寄りで決めてしまうことが多いため、調整項目はあまり多くありません。中小企業でよく見られる調整項目には、次のようなものがあります。
・受け取った配当金(益金不算入)
・役員賞与(損金不算入)
・交際費(損金不算入)
・寄付金(損金不算入)
・配当金の支払い(損金不算入)
「飲み代は経費にならない」というように言われるのは、これが所以です。
正確には、「交際費(の一部)は法人税法上の損金にはならない」ということで、しかも、資本金など、企業の規模によって、交際費も全額が損金不算入になる場合と一部が損金算入できる場合があります。
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