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当社代表の気ままなブログです。

貸借対照表(5)

2007年10月18日

純資産は、もともと「資本」と呼ばれていたものから、若干意味合いが変わって再定義されたものです。事業体の種類によってこの中身は違いますが、ここでは株式会社のものを説明します。
純資産は、下記の三つに分類されます。
株主資本
評価・換算差額等
新株予約権
株主資本は、株主が払い込んだ資本のことで、事業を行った結果蓄積された利益や損失もこの中に分類されます。具体的な勘定科目でいうと、資本金、資本準備金、利益準備金、別途積立金、自己株式、繰越利益剰余金などがあります。
評価・換算差額等というのは、本業以外で投資したものを時価評価したときの評価益・評価損のことです。具体的な勘定科目でいうと、その他有価証券評価差額金、繰延ヘッジ損益、土地再評価差額金などがあります。これらの勘定科目は財務情報を公開している会社の表面化していない損益を明確にするために設けられた項目で、中小企業でこの項目を使うことはほとんどありません。
新株予約権は、その名の通り、新株を取得できる権利で、通常、ストックオプションと呼ばれるものです。具体的な勘定科目としては、分類名と同じ新株予約権があります。
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