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貸借対照表の読み方(1)

2007年10月28日

貸借対照表には、その事業体の商売の構造がそのまま現れます。
例えば、店舗を持っていて毎日現金を扱う会社なら、現金の残高が常時ある程度あります。スーパーマーケットのように、レジが何台もある会社なら、そのレジの中身を全部合わせると相当な金額になるでしょう。反対に、商売上の決済がほとんど手形や振込の会社の場合は、現金残高はあまり多くなりません。
自社ビルを持っている会社であれば、土地・建物などの固定資産の項目に金額が入っているでしょう。子会社があれば、その子会社に出資している金額が出資金や子会社株式といった勘定科目で記載されているはずです。
金融機関からの借入があるかどうかは、短期借入金や長期借入金の金額と、その内訳を見ます。中小企業では、役員や株主などから返済期限を決めずに借りたお金を短期借入金として、金融機関から5年などの分割返済で借りたお金を長期借入金として記載することが多いようです。
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