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貸借対照表の読み方(4)

2007年11月9日

貸借対照表と損益計算書のいくつかの数字を拾って簡単な計算をしたものを「経営指標」といって、その会社の財務状況の把握に使うことがあります。
例えば、売掛金の回収日数を次の式で割り出すことができます。
回収日数=売掛金÷年間売上高×365
売掛金というのは、顧客に納品あるいは請求してからその代金が入金されるまでの間の状態にある金額のことです。それを年間売上高で割って365を掛けると、回収するまでに何日かかっているかということが分かるわけです。もちろん、この数字は全取引先の分をまとめて計算してしまうわけですから、いわば「どんぶり勘定」ではあります。資金の回収は早ければ早いほど財務状態が良くなりますし、回収できないリスクも低くなります。
なお、回収が遅れている会社があると、この数字が大きくなります。
また、売掛金を手形で回収するような取引がある場合には、受取手形の金額を含めて計算する必要があります。
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