2008年11月14日
実際、自分で帳簿をつけなければ意識しないことだろうと思います。意識はしなくても構わないのですが、担当者や委託先が変わるときには注意が必要です。
小さな会社には、明文化されたルールがないのが普通なので、帳簿をつける人によって計上基準が変わってきてしまいます。計上基準が変わるということは、去年の決算書と今年の決算書を比較できないということです。
決算書の数字を見ないで経営している人にとっては、出てきた数字によって経営方針が変わらないので、それでも良いかもしれませんが、融資の審査などで、銀行など、決算書を提出した先から説明を求められることがあります。大きな数字や、重要な指標となる部分については、内容を確認して、即答できるようにしておいたほうが良いと思います。
ちなみに当社は、業務処理マニュアルに基づいて計上基準を明確にしており、決算時には、担当者のセルフチェックの後、必ず担当者の上司と税理士により最低2回のチェックが入ります。