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「前代未聞サービス」は全てのアウトソーシングを受託する 株式会社バックオフィス

SYRIEZ 2002年2月号

(株)バックオフィスは一昨年、アウトソーシングの一切を引き受ける「前代未聞サービス」をうたい、アウトソーシング会社として創業した(業務は実質的に一年前からしていた)。
そして、すでに200件を超える企業のアウトソーシングを引き受けている。
業務内容は、記帳代行から給与計算業務、販売在庫、そしてシステム開発サービスとさまざまである。
「もちろん、従来の税理士さんから見れば、私達は敵なんでしょうね」と代表取締役小杉和久氏。
小杉氏が目指すのは、中小企業の番頭役だという。
中小企業には、社長の下にいるべき番頭がいないのが致命的だと小杉氏は考えている。
「番頭さんというのは、社長を助け、必要なときに必要な人を必要なだけわりふる役目」と小杉氏。
その入り口が間接部分の仕事を引き受けるアウトソーシングなのである。
小杉氏にとって税理士とはあくまで契約に基づくパートナーである。
現在、バックオフィスが提携している税理士は100人を超える。
同社がアウトソースで受託した企業の税務申告を8万円(赤字企業)から10万円(黒字企業)で税理士に委託している。
そういう意味では、同社においても税理士がなくては営業できない部分もある。
「まあ、私としては、税理士の考え方が変わらないほうがありがたいんですが・・・・」と小杉氏は笑う。その言葉にはこの業務に対して税理士には負けないという自信が溢れていた。
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