経理用語集
職務別賃金制度
読み： しょくむべつちんぎんせいど
従業員の職務内容を基準とした賃金制度であり、職務等級制度と同義である。現在従事している仕事のレベルとその仕事の市場賃金相場に基づいて賃金が決定するという制度である。米国では非常に一般的な制度であり、近年では我が国でも多くの企業で職務等級制度が導入されている。各等級は、職務評価結果から決定されることとなる。職務評価とは職務内容記述書から、職務のレベルの高さを総合的に評価するというものである。各職務は複数の基準から評価されてポイント化が行われ、この総合ポイントに応じて等級が決定されるという制度である。企業への貢献度の高いとみなされる職務は等級・賃金が高くなる。人(能力)基準ではなく、先に仕事基準により等級を決め、その等級に人を当てはめていく特徴がある。
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