経理用語集

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匿名組合

読み: とくめいくみあい

同義語: Silent Partnership

当事者の一方(匿名組合員)が相手方(営業者)の営業の為に出資を行い、その営業により発生する利益を配分するという契約である。すなわち、営業者が匿名組合員から集めた資金を使用して営業活動を行い、匿名組合員は当該営業から発生した利益の配分を受ける契約といえる。匿名組合による出資金は営業者の財産となり、営業者はそれを元に営業活動を行う。また、匿名組合員には業務執行に関する権限はなく、匿名組合員の出資は営業者からは預り金となる。営業者の営業においては、匿名組合員が誰であるかはわからないため、「匿名組合」といわれる。ちなみに匿名組合員の損失額が出資額を超えた場合には、匿名組合員が出資額を超えて損失負担を負うことはない。
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