2011年6月2日
個人と法人とでは、適用される法律が異なります。
個人の経理においては、所得税法をはじめとする各種の法令によって所得税などの支払のための税務申告書の作成が義務づけられています。しかし、税金の申告のため以外で、法律上、財務諸表を作る義務が課されていないので、会計とは、税務処理とほぼ同じことを行います。
法人は、会社法をはじめとする各種の法令によって帳簿の作成、財務諸表の作成が義務づけられており、法人税法をはじめとする各種の法令によってによって法人税などの支払のための税務申告書の作成が義務づけられています。法人の経理において、会計とは、財務諸表を作るため(他にも派生的な目的はいくらでもありますが)の経理処理のことをいいます。これに対して、税務は、税金を計算するための処理のことをいいます。