2012年4月16日
例えば、車両のリース料、ガソリン代、駐車料金などの支払いは一年間ずっと行われているのに、駐車場の賃貸契約が年度の途中で解約されていたことがあります。賃貸契約の解約書面が届いており、敷金などの精算も行われているので、書類上は辻褄が合っています。
担当コンサルタントはそこで納得してしまっていたのですが、私は、車両は使い続けているのだから新しい駐車場をどこかで借りたのではないかという疑問を持ちました。
そしてお客様に質問してみると、その通り、駐車場を新しく借りていました。
なぜそれを担当コンサルタントが気づかなかったかというと、お客様は駐車場の賃借料を個人で立て替えて払っていて、その領収書を新しい駐車場の契約書と一緒にどこかにまとめて保管していたために、新しい駐車場についての資料が一切当社に届いていないという状態になっていたからでした。
届いていないのだから気がつかなくても仕方がない。そういう考え方もありますが、当社は、お客様ですら忘れていたことに気がついてフォローする、そういうレベルのサービスを目指しています。ないものに気がつくこと、これもコンサルタントの重要な能力の一つです。