2012年9月24日
彼女は面接に1週間早く来ました。
ある日、若い男性の面接予定だったのですが、15分前くらいに電話が入り、やむを得ず用事で出るのが遅れてしまったので面接を遅らせてほしいという内容でした。当社の面接は、いかなる理由であっても遅刻したら不採用としていますので、それを伝えたところ、彼は残念そうに電話を切りました。ところが、15分後、面接の予定者という人物が現れたのです。タクシーに乗るなどして何とか間に合わせたのかと思い、面接用の会議室に入って面接を始めました。二言三言喋ってから、何か違和感を感じました。私の目の前にいるのは女性のようです。チラッとテーブルの下を見ると、スカートを掃いていました。本人に確認したところ、その日面接予定の人とは名前が違います。デスクに戻って応募者の履歴書から探したところ、彼女の履歴書がありました。面接予定はその一週間後の同じ時刻でした。なんと、一週間早く面接に来てしまったのです。ミスといえばミスですが、遅刻ではないので、そのまま面接を続けることにしました。そして採用。このことは、この先ずっと笑い話になるでしょう。