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キャッシュフロー計算書と資金繰り表

2008年4月4日

資金繰り表とキャッシュフロー計算書の違い、分かりますか?
どちらも資金の収支を目的別に分類したものですが、作成方法が異なります。
資金繰り表は、帳簿からデータを抽出して作るもので、現金や普通預金など、現預金の勘定科目の仕訳の相手科目が何かによって資金収支の目的を分類します。例えば、普通預金/売掛金という仕訳であれば、その金額を売掛金回収という項目に分類します。短期借入金/普通預金という仕訳であれば、その金額を借入金返済という項目に分類します。このようにして作成するため、帳簿のデータが必要で、会社が自分で作成するものです。
これに対し、キャッシュフロー計算書は、一定期間の現預金の増減の理由を分類するもので、財務諸表の期首と期末の数字の差から計算します。例えば売掛金の残高が期首3億円、期末2億円であれば、売掛金の減少1億円として表記します。財務諸表の情報は、上場企業であれば公開されていて、未公開企業であっても取引銀行なら財務諸表の提出を受けていることが多いです。このため、帳簿が見られない人でも作成できます。
いずれも、資金の収支の理由が何によるものなのかを表現したもので、例えば、銀行からお金を借りて設備投資をした、赤字によって預金残高が減少した、などのように、その会社の資金状況が分かります。一時期「キャッシュフロー経営」という本が出版されたことで、キャッシュフロー計算書の作成が流行したことがありますが、資金繰り表の方が情報が細かいので、どちらも作成できる(帳簿の情報を持っている)人なら、資金繰り表で事足ります。
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