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当社代表の気ままなブログです。

昔の

2008年9月18日

昔の会社の知人から仕事をいただきました。
まだ社会人一年目の、物事を公平に見なければいけないと思いこんでいた私に、敢えて「傾向」や「法則」で見ることを教えてくれた人でした。もちろん、行き過ぎれば「思いこみ」や「既成概念」につながることもある方法ですが、「公平に見なければいけない」という一つの方法しか知らなかった自分からすると、ある意味で「決めつけ」てかかるものの見方は非常に新鮮でした。
今では、その両方をうまく使い分けられるようになっています。決めつけてかかると、ステレオタイプからの類推によって、比較的短時間で、特徴や、人物であれば行動パターンなどを把握することができます。それが類推であるということさえ忘れなければ、変な思いこみにつながることもないので、結構有用なアプローチです。
また、その人は、偏ったキャラクターが多い外資系企業の中では珍しく、上下左右とのコミュニケーション能力が非常に高い人で、右も左もわからなかった私はあっという間に魅了されました。今でも、最も尊敬する先輩は誰かと聞かれれば、私は迷うことなく彼の名前を挙げます。
その人と、10年ぶりくらいに一緒に酒を飲みました。その時間は非常に幸福で、変な例えですが、恋人と過ごす時間よりも幸せだ、と思えた時間でした。
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