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当社代表の気ままなブログです。

手形割引

2009年4月15日

手形は、決済期日まで待たないと現金になりません。これを現金化するために、第三者に手形を売却することができます。これを手形割引といいます。
ポイントは下記の通りです。
・決済期日が来る前の手形を第三者へ譲渡します。
・利息・手数料などを差し引きます。
・手形には裏書きします。従って、不渡りとなった場合には支払義務が生じます。
通常は金融機関や手形割引業者などがこの手形を買い取ります。これを割引人といいます。
依頼した者を割引依頼人、手形を割引いた者を割引人、割引かれた手形を割引手形といいます。
手形割引の際の仕訳は、下記の通りです。
現金預金   /  受取手形
手形売却損
なお、この方式の場合は、貸借対照表の欄外に、手形割引の残高を注記する必要があります。
または、
現金預金  /  割引手形
手形売却損
少し前までは、手形売却損ではなく、割引料という勘定科目を使用するのが一般的でしたが、会計基準にその処理が明記されていなかったことから、後追いでルールを決めて、その際に名称が変わったとのことです。
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