経理用語集

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ロングテール

読み: ろんぐてーる

略語/英文: Long Tail

多量の販売量が見込まれるわけではないニッチ的性質の商材を重視するという理論である。ECの世界では、通常のリアル店舗とは違い、展示可能な品目数は事実上無制限である。すなわち、ECにおいては、通常の店舗では陳列できないようなほとんど売れない商品を陳列することもでき、こうした商品がECの収益を支えていくと考えられていた。これをロングテールといい、ロングテール型ビジネス、ロングテール戦略、ロングテール経済、ロングテール現象等の様々な使い方をされている。いわゆる「パレートの法則(80:20の法則)」と対立する理論で、ECの世界では、販売数量の少ない商品こそに注目するべきであるという理論である。ちなみにロングテールの由来は、販売数量を縦軸とし、販売数量の多い順に並べた商品別販売量グラフ(販売数量曲線)において、グラフの形状が販売数量の少ない商品のほうが尻尾のように伸びるためそう呼ばれる。
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