経理用語集
差金決済
読み: さきんけっさい
同義語: Settlement on Balance
投資対象の取引時において、投資対象のやりとりを行わず、売買時の差額のみで決済を行う決済方法である。信用取引を行う場合やデリバティブ取引を行う場合に行われる主たる決済方法で、売買の差額分のみを受取るか支払うかでポジションを解消する方法である。ただし、現物株式においては、差金決済は禁止されている。現物株式の同一銘柄を1日以内に2回以上売買して、その買付約定代金が元本を超えると差金決済と見なされる。例えば、1,000万円の元本があり、同一銘柄を1日に600万円買い、630万円売り、610万円買いという取引を行った場合には、決済日では、1,210万円の買い元本がなければならないが、元本は1,000万円しかないことになり、差金決済とされてしまう。
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