経理用語集
社内振替価格
読み: しゃないふりかえかかく
事業部門や事業部等の業績評価上の社内区分(組織)間での取引時に、擬似的な売上を計上するという社内売上制度において適用される疑似売却価格である。企業会計上では社内における半製品や製品の流通は売上の対象とされず、利益も計上されないが、管理会計上では事業部門間の取引を擬似的に外部売上と同様に売上計上し、利益計上を行う仕組み(社内売上制度)を構築した時の売上計上単価である。社内振替価格は当該製品を外部に売却した場合の価格や同等製品を外部から購入した場合の価格により算定するのが原則であるが、そうした価格設定が困難なケースも多くある。結果的に事業部門間の力関係を反映した価格設定が行われてしまうケースが多く、適切な業績評価に役立つ適正な付加価値から算定した社内振替価格を業績評価に反映させることは困難な場合が多い。
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