経理用語集
タックス・スペアリング・クレジット
読み: たっくす・すぺありんぐ・くれじっと
同義語: Tax Sparing Credit・減免税額・みなし外国税額控除
租税条約において、発展途上国が自国の経済促進策として設定している外国法人税額の軽減に対して、我が国ではその税額を支払ったものとみなして外国税額控除を適用するという制度である。減免税額、みなし外国税額控除ともいわれる。相手国の減税分を日本で課税することを回避し、相手国の減免政策が結果的に封殺されることがないようにするための処置である。具体的には、発展途上国の優遇税制等により1億円の税額減免を受けることができ、結果的に3億円の税を相手国に納税した場合には、外国税額控除額を4億円とすることが可能であり、その企業は発展途上国の優遇税制のメリットを最大限享受することができる。
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