税理士新聞 1999年9月15日号
このサービスは、CD-ROMとインターネットを組み合わせて行われるもので、利用者はまずパソコンショップなどで市販される同サービス用のCD-ROMを購入し、パソコンの画面上で数字などの各データを入力していく。入力後、インターネットで同社に送信。同社で処理された伝票などは、同様にインターネットで顧客に返送される。
顧客との書類のやり取りをほとんど電子化し、紙伝票を削減する。インターネット上で「電子伝票」として取扱うことで、煩雑になりがちな伝票処理を効率化。顧客情報に関するセキュリティーもデータの暗号化によって確保している。同社では、「インターネットを利用することで、サービスの低価格化を実現した」としており、料金は月額5千円からとなっている。
中小企業やSOHOを中心に全国への顧客層拡大を狙うが、同時に、こうした企業に向けて資金調達や株式公開準備など、幅広い範囲で支援事業を展開する同社では、「企業をサポートできる専門家が各地域で必要。さらに多くの士業と提携してネットワークを広げたい」としている。
税理士ら士業にとっても、業務代行を切り口とした新規関与が期待できることから、アウトソーシング事業との連携は業務拡大の一環として脚光を集めそうだ。