組織化されたプロフェッショナル

社内での分業

会計事務所では、一人の担当者が入力作業から決算処理・税務申告までを担当するのが一般的ですが、当社では、新しいお客様の会計・給与計算の処理を担当コンサルタントが自ら行って処理方法を決定すると、その後は、社内分業により、入力やファイリングなどのルーティンワークと、判断・仕上げやお客様との質疑応答などを別の者が分担して行う体制を取っています。これにはいくつか理由があります。まず、経験を積んだ、スキル・判断力のあるスタッフのルーティンワークに割く時間を最小化してお客様へのアドバイスなどのために時間を有効に使うことで、経験を積んだスタッフを付加価値の高い業務に集中させ、トータルのサービスレベルを高めることができます。また、スキル・判断力がまだそこまで育っていないスタッフにルーティンワークを担当させることで、業務や会計知識などを短期間で集中して覚えさせることができます。さらに、このように、スタッフのレベルに応じた仕事を与えることで、スタッフのモチベーションを高く保つことができます。さらに、分業のため一つのデータに複数人が目を通すことで、入力ミスなどの可能性を減らすチェックの効果もあるのです。

マニュアル化・標準化

分業をするためには、前後の工程の人の意思疎通がきちんとできていることが必要となります。そうでないと、処理に統一性がなかったり、間違いが生まれたりしがちです。当社では、各工程の業務を細部に至るまで統一してマニュアル化し、その業務を誰が行っても成果物が全く同じものになるようにしています。これにより、工程を細分化させ、その工程の難易度や量に応じて別々のスタッフが担当することが可能になっています。また、お客様ごとに異なる事情については、担当コンサルタントが処理要項を作成し、業務処理について個別に指示することで、同様の状態になるようにしています。

人材育成

当社のスタッフは、原則として経理や給与計算などの業務未経験の状態で採用し、社内でマニュアルと上司の指導により一から育成しています。新人研修後、業務部に配属され、オペレーションスタッフとして、ルーティンワークを担当して一つ一つの業務を覚えていきます。こうして全てのルーティンワークが全てできる状態まで成長すると、次はコンサルタント補佐として、段階を追ってコンサルタントの仕事を覚え、社内である程度の経験を積んだのち、顧客を担当するコンサルタントになります。お客様の会計・給与データの責任者であるコンサルタントと、ルーティンワークを担当するオペレーションスタッフが、有機的に連携して、お客様の会計・給与計算処理を行います。

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