月刊ネットランナー 2000年2月号
前代未聞シリーズは、経理や給与計算をインターネットを通じて税理士・社会保険労務士などの専門家がサポートすることによって、簡単に行える業務ソフト。伝票入力機能と入力データをインターネットで送信する機能を持っている。
前代未聞に入力された伝票データは、インターネットを通してバックオフィスのサーバに送信され、サーバ側で自動仕訳処理される。さらにデータは領収書・請求書と照合し、データの訂正作業が行われた上で、月々の試算表や給与明細が作成され、メールアドレスに送付される。前代未聞シリーズを利用するには、前代未聞サービスを同時に受けなければならない。
サービス料金は、経理サービスが月額1万円から、給与計算サービスが月額5000円からとなっている。会計事務所に依頼すると4万~5万円はかかってしまう仕訳処理が、同サービスを利用すると、1万5000円で済む。また、決算・申告や年末調整についても、同社と提携している税理士・社会保険労務士の派遣サービスを別料金で提供している。
同社は2000年の春をめどに、SOHOを対象とした「個人事業主版」の発売を予定している。さらに2000年中にはオンラインバンキング機能や文具・消耗品のEC機能を付加していくとのことだ。2000年4月時点の販売目標は、1,000パッケージ。
「パッケージが営業マン。将来は経理モールのトップランナーを目指している。」 同社の今後の展開に注目したい。